「WILD ADAPTER 03」-初出・2002年〜2003年-
レギュラーキャラ・滝沢登場の物語です。
今後の展開としてフリーライター的な存在が必要だったのですが、出してみたら思いのほか便利で、4巻でもそこそこ活躍してくれました。
これで一応、WAのレギュラーキャラは勢揃いです。…たぶん。
暴力団もそうですが、今巻のようになんらかの団体を登場させる際、できるだけ実在している団体名を連想させたり似せないようにする必要があります。
当時、ネームの段階でなかなか団体名が決まらず、締切ギリギリで最終的に思いきって「ありえない団体名」にしてみたのですが、後で調べたらそこまでありえない名前でもなかったという……。
今はネットがすっかり広まってすぐに調べ物ができる便利な世の中になりました。
3巻は「神様」「人間」「動物」と三つ巴なテーマになってます。
宗教観的なテーマを扱うとどうしても日本人特有の物になってしまう為、何カ国かで翻訳コミックスを出して頂いてはおりますが、はたして他国の方にはどう受け取られるのだろうか……という不安もあります。
勿論、日本人の中でも宗教観の違いは多分にありますが。
「米軍キャンプの花火大会」というのは、キャンプ座間で年に一度の開放日がありまして、私も学生時代に二回ほど行った事があります。
なんせ通っていた学校が米軍キャンプの真隣りだったので…(テニスコートのフェンスを挟んだ向こう側は「外国」という不思議な環境でした)。
開放日には米軍さんサイドとその家族の皆さんが出店を出しているのですが、日本人向けに拙い日本語で書かれたメニュー表が「コーラ 100ドル」になってて買うのに躊躇しました(笑)。
まだまだ古めかしい作画と内容の巻ですが、ご感想など頂ければ幸いです。