

「君は綺麗だ。その紅い瞳も、肌も……」
婚礼を控え幸福の中にいた小国の姫・澄白は、国を護るため、竜に捧げられる"花嫁"に選ばれてしまう。
異なる形で国を護ろうとする兄の計略に従い、竜を殺すための呪をその身に刻み、嫁いだ澄白。
しかし夫となった竜・シュトラールの優しさに触れ、次第に決心が揺らいでいく。
竜を殺し許婚のもとに戻るか、竜を救うか——。
美しい竜の青年に出会い、澄白が選んだ運命とは?
ISBN 9784758042376 / 文庫判 定価:649円(税込)


「あなたこそが、私の剣を捧ぐべき姫」
竜の“花嫁(いけにえ)”として捧げられた山城国の姫、澄白。
夫となった竜のシュトラールと心を通わせ、穏やかな日々を過ごす彼女の前に現われたのは、遠方より飛来した黒竜だった。彼らと地上に降りた澄白は、そこで傷ついた異国の青年と出会う。彼女に救われた青年は、いつしか澄白に惹かれていき…。
自らの花嫁を欲する男たちの存在は、シュトラールの内に熱い想いを宿らせる——。
人気作第二弾!
ISBN 9784758043069 / 文庫判 定価:681円(税込)


「君は——私に触れられるのがいやか?」
竜の“花嫁(いけにえ)”として捧げられた山城国の姫、澄白とその夫となった白竜のシュトラール。
奪われた始種の骨を取り返すため、黒竜の領地に向かった澄白たちは、略奪者たちが既に離反していたことを知る。その帰路、突如現われた隻眼の黒竜に澄白は攫われてしまい…。
孤高の竜と彼を伴侶に選んだ女性との出会いが、澄白に竜を愛すること、その《永久》となることを意識させて——。
人気作第三弾!
ISBN 9784758043687 / 文庫判 定価:681円(税込)


「——私が、欲しいのだろう?」
竜の“花嫁(いけにえ)”となった小国の姫、澄白とその夫である白竜のシュトラール。ゴルト族の竜、ザフィアの情報から古王国に赴いた澄白たちを待ち受けていたのは、始種の骨を略奪した黒竜、サルグ・アーセファだった! 彼の真意が掴めないまま、澄白たちは古王国に滞在することになるが…。かつて竜(かみ)に愛された人の王の国で、澄白はシュトラールへの想いと向き合うことになって——。人気作第四弾!
ISBN 9784758044219 / 文庫判 定価:681円(税込)


「駄目だ。離さない」 始種の骨を略奪した黒竜を追い、古王国に向かった白竜のシュトラールとその“花嫁”である澄白。王宮の地下で、澄白は亡くなったはずのゴルト族の竜、アメテュストと出会う。人間の手により鎖で繋がれた“女神”の存在は、王国の運命だけでなく優しく穏やかだった澄白とシュトラールの関係さえも変えていく——。姫君と竜の青年が織りなすドラゴンラブファンタジー、人気作第五弾!
ISBN 9784758045216 / 文庫判 定価:702円(税込)


『君も——所詮は人間か!』
白竜の青年シュトラールと、その“花嫁”となった澄白。優しく穏やかな日々は、ゴルト族の竜、アメテュストの死により突然の終わりを迎えた。彼のもとを離れた澄白は、亡き母の一族が住む里を目指す。一方、シュトラールは、澄白の不在に喪失感を感じて……。
澄白を待つ新たな出会いと過去に隠された真実とは? そして、すれ違う二人の想いの行方は?
竜と姫君の恋絵巻、待望の第6弾!
ISBN 9784758046930 / 文庫判 定価:702円(税込)


「君は竜の《花嫁》で、私の妻だ」
白竜のシュトラールの“花嫁”となった小国の姫、澄白。名ばかりの花嫁である自分を傍らに置き続けるシュトラールに、彼への恋慕を胸に秘める澄白は喜びと共に哀しみを感じていた。黒竜を追い地上に降り立った澄白たちは、塔に住む王女と若きドラゴン学者に出会い——。
花嫁への独占欲を強める竜と恋心を抑え続ける姫君、切なく純粋な想いの行き着く先にあるものとは…? 人気作第七弾!
ISBN 9784758047784 / 文庫判 定価:702円(税込)
