
僕の手とって
三崎汐 コミックス
「ひとりでも頑張りなさい」
母の教えどおりに生きてきた守は、何でもひとりで解決しようとするクセがある。
それに気付いた年下の恋人・カケルは肝心な時に頼られない自分に不甲斐なさを感じていた。
けれど一緒にいると守は本当に幸せそうに笑うから、お互いへの想いを信じられている。
きっといつかは全部を見せてくれる、そう思っていた矢先、とある事件をきっかけに2人の気持ちはすれ違ってしまって…。
「ひとりでも頑張りなさい」
母の教えどおりに生きてきた守は、何でもひとりで解決しようとするクセがある。
それに気付いた年下の恋人・カケルは肝心な時に頼られない自分に不甲斐なさを感じていた。
けれど一緒にいると守は本当に幸せそうに笑うから、お互いへの想いを信じられている。
きっといつかは全部を見せてくれる、そう思っていた矢先、とある事件をきっかけに2人の気持ちはすれ違ってしまって…。
彼の名は透。
小説家の西山浩一は、自作の登場人物・トオルにそっくりな彼に思わず声をかけた。
17歳、端正な容姿、生意気な口調、そして同じ名前。
運命的な出会いに浮かれていたが、似すぎていないか?
ある時、トオルに怪我をさせたら透は包帯を巻いて現れた。
小説のラストでトオルは死んでしまう。
西山はだんだん怖くなってきて…。
表題作[とおるの話]ほか、全4編それぞれにかきおろしを加えた三崎汐初期作品集。
【収録作品】『喪失につき、』『泥中のはちす』『僕は行くよ』『とおるの話』
毎日、必死に隠してる3人の大学生が抱える、人に言えない恋心。
彼女持ちの友達に焦がれる杉村、ノンケに想いを寄せるゲイの遠山、親ほど年上の相手しか好きになれない里。
それぞれの気持ちが触れ合ったとき今までの関係じゃいられなくなった。
いびつで未熟な彼らの恋が行き着くかたちはどんなだろう?
表題作[こんな事になるのなら]のほか[醜くひかる]も収録。