





AD2016、長く続く世界戦乱の渦中の、帝都東京。
皇統を異形の敵から護る女魔術師の家系”シオンの血族”が、そこで密かに息づいていた。
その若き女当主、紫苑寺有葉のもとに、ある夜、ひとつの棺が運ばれる。
かつて魔力の暴走を抑えるために封印された、有葉の弟、紫苑寺ミコト。
封を解かれ、よみがえったその少年は――
「敵はみんなぶっ殺して女はみんな僕のものにするッ」「ハーレムつくって、子供も一億人くらいつくって、地球上を紫苑寺の血族でいっぱいにするんだッ」
――凶暴、好色、残忍、色々やりすぎな魔王へと育っていた!
超絶テンションで展開する”真性”ハーレムアクション、開幕!!



紫苑寺ミコト(しおんじ みこと)
有葉の双子の弟だが、幼少期に理由あって家族から引き離され別の場所で暮らしていた。純粋で惚れっぽく、気に入った女性はみんな自分の妻にして愛でるのだと考えている。
こと戦闘においては無邪気さゆえの暴力性と残虐性を発揮し、恐るべき結果を生む。



紫苑寺有葉(しおんじ ありは)
ミコトの実の姉。誇り高き、紫苑寺家の当主の娘。炎を操る能力を持ち、その業火はあらゆるものを焼き尽くす。
幼少のころより弟のミコトを溺愛。こたびの再会を心待ちにしていたものの、あまりに残念な女たらしになっていた弟の姿に落胆し嫌悪感すら抱くのだが……彼女も相当残念な妄想癖の持ち主である。



和晃院静佳(わこういん しずか)
有葉の友人にして、大蔵として天権を支えし名家、和晃院家の血を継ぐ娘。紫苑寺家とは複雑な血縁関係にあるため有葉には及ばないが魔力を持ち、増幅器(ブースター)を駆使することで強大な重力制御の魔術を操る。
有葉とは幼少のころからの親友だがいつしかその友情は愛情に変わり、その熱烈なラブコールで有葉をよく困らせている。



ソフィア
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ノウェム
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藤堂冬子(とうどう ふゆこ)
紫苑寺に仕える有能なメイド。何かにつけて有葉の妄想癖を刺激するようなセクハラ発言を意図的に繰り返し、赤面したり妄想を爆発させる有葉の姿を見るのが人生の愉しみと考えている。


杉井光の本

