シルヴィアを仲間に加えたヒースたちは、新たに集めた“剣刻”のことを報告するため、エストレリャの王城へ赴く。そこで一行を出迎えたのはヒネーテ、最後に残った円卓の騎士だった。王の側近で信頼も厚いヒネーテはすでに複数の“剣刻”を宿しており、“剣刻”の最終形態“賢者の刻印”を手にするためにと、ヒースにも“剣刻”の譲渡を迫る。騎士姫ルチルの機転でその場を逃れたヒースたちだが、エステルと縁のある皇禍が現れたことで再び事態は急転していく。ヒースとルチルの“剣刻”の行方は、エステルに突きつけられる困難な決断とは、そしてシルヴィアの知る事実から明らかになっていく“剣刻”の謎とは―謎が謎を呼ぶ剣刻争奪ファンタジー、怒濤の第四弾!
ISBN:978-4-7580-4472-1
文庫判 638円+税
2013年8月20日発売