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死んだ者の魂を呼び戻し、式神として使役する《式使い》。
孤独な式使いの少女・彰は、幼なじみの天帝・基に突然求婚される。
師の仇である基の執着から逃れるために彰が降ろしたのは、強大な力を持つが記憶のない、美青年の式神・司。
優しく真摯な司に、彰は次第に惹かれていくが……。
新たな式術を研究する青年式使いの臣や楊とも出会い、彰は運命に翻弄されていく——。


彰(あき)
都のはずれに住む「赤い花の式使い」。右手に大輪の華の証印をもつ式使いだが、式術をうまく扱えず、初めて降ろした式神が司。
両親はいなく師にも先立たれ、孤独で寂しがり屋。

司(つかさ)
彰に降ろされた美しい式神の青年。梅花の香りがする。彰と同じ証印を左頬に宿し強大な力を持つが、生前の記憶を失っている。
誠実で真面目。彰を守り従っている。

基(もとい)
新しく即位した「天基統宮(てんきとうぐう)」という名の帝。圧倒的な美しさをもつ。彰の幼馴染であり、同じ師のもとで式術を学んだ弟弟子。
彰に対して強い執着心を持っている。

臣(しん)
司の面影がある美貌の式使い。自分にも他人にも厳しく、きつい性格。仲間と共に独自の式術を研究している。その中で生まれた【結晶】を持ち逃げした犯人を追い、彰と知り合う。

蘭(らん)
禁中内で力があった式使・大守頼道の娘。禁中式使見習として、帝に仕えている。

幽玄(ゆうげん)
彰と基の式術の師。彰を拾い、親代わりとなり育てる。
禁中を去り、はぐれものとして彰と暮らしていたが基に殺される。

楊(よう)
気さくな式使いの青年。臣の仲間で、共に式術を研究していた。人懐こい性格。
式使い用語集
◆式術
未練を残した魂に仮初の肉体を与える力。
◆式使い/式使
式術を行使する者のこと。
◆式神
式使いの霊力によって魂を降ろされ、肉体を得た者のこと。
尋常ではない力を持つ。
限りなく人間の姿形をしているが、仮初の体であるため、長くは存在できない。
◆証印
式使いの証。ひとりひとり形は違い、右手に浮かび上がる。
式神は、主の式使いと同じ証印が体のどこかに浮かび上がっている。
未練を残した魂に仮初の肉体を与える力。
◆式使い/式使
式術を行使する者のこと。
◆式神
式使いの霊力によって魂を降ろされ、肉体を得た者のこと。
尋常ではない力を持つ。
限りなく人間の姿形をしているが、仮初の体であるため、長くは存在できない。
◆証印
式使いの証。ひとりひとり形は違い、右手に浮かび上がる。
式神は、主の式使いと同じ証印が体のどこかに浮かび上がっている。


特別番外編
[NEW]『真紅の式使い 花の絆、永久の約束』発売記念
特別ショートストーリー公開!!
シリーズ第3巻発売を記念して、永野水貴先生書き下ろしの特別ショートストーリーをお届けします。 本編読了後にぜひお読み下さい。

