俺が悦ばせてやるから、ここで啼け──
愛が重たい旦那様の甘く危険な!?溺愛アンソロジー5編♥
カバーイラスト:ラカ
『ミア、愛を教えて。~年下王子は敵国の姫と甘く熱く繋がりたい~』 ラカ
敵国の第2王子であるユーリとミアの婚姻は、政略を目的とした形だけのものであるはずだった。しかし、ミアとの夜伽でユーリは彼女を貪るように求め、執着し…?
年下の王子がミアだけに見せる甘い愛──。
『寡黙な王子の内なる想い』 みよし花
隣国の第1王子・ノアと幼い頃から婚約しているイリス。
最近では、婚約期間中でも恋人のように触れ合うのが普通だと知った彼女は、ノアが自分に一切触れてこないことに不安を覚えはじめる。
そして迎えた初夜では、覚悟を決めたイリスが“白い結婚”を提案した瞬間、穏やかだったノアの表情が一変して──?
『人たらし王子は真面目騎士をわからせたい』 闇のいんこ
人を意のままに操る“魅了の魔法”を使えるヨハン王子だったが、その魔法が唯一通じない相手が真面目な騎士サラだった。
思いどおりにならない彼女に惹かれていくうち、ヨハンはついには結婚まで魔法で計画してしまい、迎えた初夜で自らの秘密を打ち明ける。
「早く僕がいないとダメな身体になってね…」
『王子様の手で花開く~幼き日に交わした甘い約束~』 立花にっける
商才に長けた伯爵家の一人娘・リーゼロッテは、幼馴染であり初恋の人でもある第3王子アデルとの約束を今も大切にしていた。
そんなある日、アデルの慰労会で思い切ってその約束を覚えているか尋ねると――
「昔みたいに、もっとおねだりしていいんだよ?」
『妹の身代わりとして嫁いだはずが、旦那様は”私”のことを逃がしたくない』 林田花
フィン国国王・アルフレッドのもとへ、セシル王国の王女メアリーの身代わりとして嫁ぐことになったメイ。
政略結婚だと理解していても、誠実で優しいアルフレッドに触れるたび、メイの想いは募っていく。
自分が本当は王女ではないことを告げようと決意するメイだったが、アルフレッドにもまた、誰にも明かしていない秘密があって──。
「全ては貴方を手に入れるためだった」